第6回施設内学習会の報告
2004年2月12日、第6回目となる施設内学習会があり、7名が参加しました。 第6回のテーマは「岸和田の事件を通して考える」ということで、先月に発覚した大阪府岸和田市で起きた中学3年男児生徒虐待事件を取り上げ、事件の経過等を見ながら、問題点や今後の課題、また児童虐待防止に向けて児童養護施設「子供の家」や児童家庭支援センター「キャンディ」は何が出来るのかといったことについて話し合いました。
まず、新聞記事をもとに事件経過や虐待のあった家庭の家族構成、児童相談所や学校の対応について確認しましたが、事件経過を見る中で中学生の虐待が発見できる機会が何度かあったのではないか、との意見がありました。また、中学校から児童相談所に2回虐待の疑いがあるとの連絡が入ったにもかかわらず、児童相談所は家庭訪問等の適切な対応を行っていなかったことについても、その対応のまずさが今回の話し合いでも指摘されました。
一方で、今回の事件を踏まえ市町村や児童相談所、学校、児童福祉施設といった様々な関係機関のネットワーク化が叫ばれていますが、その一方で行政主導によるネットワーク化は責任の分散を図っているのではないか、もっと国や自治体が虐待防止の責任を果たすべきではないか、といった話がありました。
ただし、ネットワークは必要であり、子供の家やキャンディとしては弁護士や学識者との民間レベルのネットワーク、そして尼崎市役所やこどもセンター、福祉事務所といった行政とのネットワーク双方を築いて、民間施設であるが故の限界を補えるようなネットワークの構築を図るべきではないかといった話も出されました。
この他、実際にキャンディがかかわった相談ケースや子供の家が抱える困難ケースについて弁護士から意見を頂きました。




